ネコは多頭飼いが面白い!年代別猫との暮らし方

猫と暮らしている愛猫家は、2匹以上の多頭飼いが多いです。食事や健康管理には工夫が必要です。病気も期になります。でも、それ以上に猫同士の関わりを肌で感じることができて毎日ハッピー倍増!もっと猫のことしりたい!という愛猫家に贈る情報発信ブログです。

ネコの成長~誕生から大人まで猫はどんな風に成長していく?

生まれたての赤ちゃんネコを保護することはあまりないと思います。ごくまれに、母ネコに置いて行かれちゃったの?という状態で1匹だけポツンと残されていることはありますが、ほとんどの場合命を落としてしまいます。

 

運よく誰かに拾われたとしても、小さな命をつないでいくのはとても大変です。乳飲み子育児のベテラン猫ボラさんでも、すべての赤ちゃん猫を助けられるわけではありません。

 

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猫は1年で大人になります。里親になる場合は、お留守番が長いときは成猫をすすめられると思います。または、生後半年以上経った体調も性格も安定した中猫さん。

 

赤ちゃん猫から成猫までの成長は?

 赤ちゃん期ほどではないにしろ、子猫育児はなかなか大変です。1歳までの成長のプロセスを見てみましょう。

 

猫の誕生時の体重は100g~120gくらい

誕生時の体重は、もちろん猫によって個人差がありますが、だいたいこのくらいです。目も開いていませんし、耳も立っていません。

 

この時期は新生猫期です。人間の新生児。体重はぐんぐん増えます。1日に10g~20g!まさにぐんぐんです。

 

生後1週間も経てば体重は200g~250gになります。2倍に増えるわけです。

 

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2週目で乳歯が生え始めます。チョロチョロと歩き始める頃です。でも、まだ自分では体温調節ができません。体重は400g近くになります。

 

生後3週間目!やっと子猫らしくなってくる

この頃になると自分で排泄ができるようになります。子ねこ用のトイレを用意しましょう。最初は小さなプラスチックケースで十分です。あまり深い容器だと、子猫が入りにくいので浅い方が良いです。

 

視力もはっきりしてきて、音も完全に聞こえるようになります。まだたどたどしいですが、兄妹猫とじゃれ合うようになります。

 

生後2~9週齢は猫にとって社会化期です。猫同士遊びながら「加減」などを学習していきます。だからと言ってここで猫だけ社会にしないようにしましょう。

人に対する警戒心をもたせないためにも、お世話をするのもポイントです。

 

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4週目で体重は400~500gになります。

 

生後4~8週齢になったら離乳食を開始!

自然界では、生後6週齢くらいになると母猫が狩りを教え始めます。人間が育てる場合は、門歯と犬歯が生えてくれば離乳食を開始して大丈夫です。

 

市販の離乳期用の総合栄養食や、子ねこ用のドライフードをふやかして与えます。最初は子ねこ用のミルクでふやかした方が切り替わりやすいです。

 

最初は少量ずつはじめて、ウンチの様子をみます。下痢などしていなければ、翌日はもう少し増やして・・・うまくいけば3~4日で切り替わります。

 

この時期は、ごはんを食べ終わるまでしっかり見ていましょう!子猫はいきなり上手に食べられるわけではありません。

 

口の周りがベタベタになるのは覚悟、手は突っ込む足は突っ込む・・・食べ終わったらきれいにふき取ってあげましょう。

 

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ほぼ乳歯が生え揃う生後7週目には体重は600~700gになります。

 

生後2ヶ月になったら1回目のワクチン接種を

生後50日目あたりに1回目のワクチンを打つことが推奨されています。体重が800gを超えるのがひとつの目安のようです。

 

母猫の初乳を飲んでいる子猫は、ウィルスや細菌に対する抗体をもらっていますが、それが生後2ヶ月くらいで切れるためです。

 

もちろん、健康な状態であることが大前提です。ワクチンの種類は3種混合がポピュラーですが、生活環境にもよるので獣医さんに相談してください。

 

離乳食から子ねこ用フードに完全に切り替えるようにします。

 

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生後3ヶ月、子猫のやんちゃ期真っ盛り

生後3ヶ月になると体重も1kgを超えてきます。2回目のワクチン接種をしましょう。

 

子猫期に2回ワクチンを打つのは、1回目のワクチンで免疫細胞に記憶させた病原体の情報をしっかり根付かせるためです。その後は1年に1度の接種になります。

 

ついに個性も固まってくる若猫期!

生後4ヶ月で体重が2kgあれば標準です。早い子であれば永久歯が生え始めることもあります。でも、ほとんどの猫は乳歯を飲み込んでしまうので、気がついたら永久歯に変わっていた!というのが普通です。

 

注意深く観察していると、乳歯の犬歯の横から永久歯が生えて2本揃っているのを見られるかもしれませんよー。

 

さらに!早熟なメス猫は発情が始まることもあります。オス猫の場合は5ヶ月くらいからです。

 

避妊・去勢に関しては、獣医さんの考えにもよるので、まずはワクチン接種のときに相談しておくと良いです。

 

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生後半年も過ぎれば顔つきも子猫ではなく、だいぶ大人猫っぽくなってきます。成長のスピードも緩くなってきますが、1才までは成長期は続きます。栄養不足にならないように気をつけましょう。

 

1才になったら成猫用フードに切り替える

メインクーンなどの大型種を除けば、体の成長は止まります。このときの体型と体重を記録しておきましょう。その後の健康管理に役立ちます。イエネコの標準体重は3.5㎏~5.5㎏です。

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大人といっても飼い猫はいつまで経っても頭の中は子猫です。特に去勢手術をして完全室内飼いのオス猫は幼児性が残ると言われています。ハンターとしての本能を満たす目的でも、1日30分程度は遊んであげましょう。