ネコは多頭飼いが面白い!年代別猫との暮らし方

猫と暮らしている愛猫家は、2匹以上の多頭飼いが多いです。食事や健康管理には工夫が必要です。病気も期になります。でも、それ以上に猫同士の関わりを肌で感じることができて毎日ハッピー倍増!もっと猫のことしりたい!という愛猫家に贈る情報発信ブログです。

先住猫が気難しいときの多頭飼いの秘訣!飼い主の考え方も大事

我が家の一番年上の猫はとーっても気難しい女子です。もう9歳ですが、若猫のときからずっと気難しい・・・。

 

そんな彼女、元保護猫なので保護主の家でも私の家に来てからも、ずーっと他の猫と暮らしています。

 

先住ちゃんが気難しいけど、多頭飼いがしたい!という猫好きさんは多いと思います。ほんの少しでも、そんなあなたのハッピー猫ライフのお手伝いができれば嬉しいです。

 

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どんな猫同士もいきなりのご対面は絶対ダメ

保護猫の新しいおうちに先住猫さんがいる場合、基本的にトライアル期間は長く設定します。多くの団体では、子猫は1~2週間、大人猫は1ヶ月程度ですが、先住ちゃんがいる場合もだいたい1ヶ月は様子見です。

 

そこで、猫同士の距離感を飼い主さんによく見てもらって、問題がないと判断したら正式譲渡となります。

 

ベテランの飼い主さんであれば、猫同士「はい、ご対面」はしないと思いますが、先住猫が気難しい子の場合はぜーったいNGです。その後どんなに対策をとっても一度できてしまった溝は埋まらないばかりか、どんな猫も苦手になってしまいますよー。

 

新入り猫を迎えるときはケージは必須アイテム

現在私がお手伝いをしている団体は、譲渡に際してケージを用意してもらってます。子猫1匹だけのときは、キティケージや簡易式のケージでも大丈夫ですが、基本はすべての里親さんにお願いしています。

 

そこまでこだわらない団体や個人保護主さんも多いですが、あなたの猫さんが気難しい子の場合は用意したほうが良いです。ちなみに、相性が良くても年齢に差がある場合もケージはあった方が何かと便利ですよ。

 

キャリーから出す前に、先住ちゃんが興味を示すようならニオイを嗅がせるのも良いです。そこでシャーッ!となったら、しばらく離しておきましょう。

 

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ケージを置く場所ですが、通常はリビングなど人が普段過ごしているところが良いと思いますし、そうしているご家庭も多いです。

 

先住ちゃんがいる場合は、猫ちゃんもそこで過ごしていますね。ケージの中に知らない猫がいると気になります。ストレスをかなり感じているようであれば、布をかぶせてください。

 

新入り猫も、来たばかりで不安でいっぱいです。しばらくは触ったり抱っこしたりしないで、そっとしておく方が良いです。先住ちゃんにシャーッって言われて落ち込んでいると思いますしね。

 

だいたい2週間もすれば、気配にも慣れてきます。それまでは、何もかも先住ちゃん優先!新入り猫を受け入れてもらうには大事です。

 

猫同士、顔を合わせればお互いシャーシャー言う場合

猫は基本的に平和主義です。よほどのことがない限り大喧嘩に発展するような攻撃はしかけません。でも、ケージ越しに唸りあっている場合は難しいです。諦めましょう・・・というのは早いですね。

 

ただこの提案は、仲良くしている猫たちを見ていたいという願望がどうしても譲れないときは、参考にならないです。あくまで、上手く共棲できるレベルまでの話だと思ってください。

 

迎える新入り猫の性格も考慮しましょう

その前に、どんな子を迎えるかも多頭飼いを上手くいかせる大きな要因です。先住ちゃんが気難しいと感じている飼い主さん、もし里親募集で迎えようと考えているのなら、新入りちゃんの性格や年齢も十分考慮しましょう。

 

この場合、子猫の方がうまくいく確率は高いです。大人同士は時間がかかることが多いです。先住ちゃんが男の子の場合、同性はよほど相性をみないと!

 

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子猫の場合は、オスメスどちらでもあまり差はありませんが、先住ちゃんが女の子で年齢差が大きいと、近い将来若い男の子のエネルギーに疲れてしまうこともありますよ。

 

猫たちの生活空間を分けましょう

別の部屋で過ごさせるということです。それぞれの部屋にトイレを置き、完全個室にすれば気配があってもストレスは少ないです。

 

実は、この方法はいずれ一緒の空間で過ごすことができる可能性も秘めていますよ。最初に紹介したように、うちの猫もちょっと気難しくて、たとえ子猫であっても攻撃するタイプ。そこで、新しく猫を迎えるときは1ヶ月程度別部屋で過ごさせます。

 

ポイントは、気配の分かるくらいの近い距離です。隣り合った部屋が良いです。ドア一枚でも隔てれば猫は安心ですし、気配がまったくしないほど遠くに離してしまうと、距離はちっとも縮まりませんから。

 

先日の記事にも書きましたが、猫って自分のニオイがすると安心します。その自分のニオイって飼い主や生活空間などがミックスされたものも含まれます。

 

猫同士の距離感を尊重することが一番大事

「ひとりでお留守番は淋しいだろう」 とか、「じゃれあってる姿を見たい」 とか・・・人間側の思惑なんて、ねこ様にとっては有難迷惑なときもあります。

 

猫からすれば、ひとりだけで飼い主の愛情を独り占めしていたのに、ある日突然知らない猫が現れるのですから、やきもちを焼くのも当たり前です。

 

中には、どんな猫ともフレンドリーに過ごせる子もいます。世話焼きタイプです。それでも、新入り猫が放っておいて欲しい子だったら小競り合いは起こります。

 

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大事なのはお互いうまく過ごしている、ということです。

  • 流血するような喧嘩をする
  • 食欲がなくなるほどのストレスになっている

この2点がなければおおむねOK!と考えて、後は猫同士に任せましょう。あんがいうまく共棲できるものです。