ネコは多頭飼いが面白い!年代別猫との暮らし方

猫と暮らしている愛猫家は、2匹以上の多頭飼いが多いです。食事や健康管理には工夫が必要です。病気も期になります。でも、それ以上に猫同士の関わりを肌で感じることができて毎日ハッピー倍増!もっと猫のことしりたい!という愛猫家に贈る情報発信ブログです。

猫に好かれるのはどんな人?嫌われないための3か条

猫のイメージってどんなですか?

 

  • 自由気まま
  • 気分屋
  • 人見知り
  • ツンデレ
  • 人に懐かない!

 

昔の人は「猫は家に付く」なんて言っていました。猫はペットとして犬と比べられることが多いので、そのイメージも上記のような結果になるのかもしれませんね。

 

実際猫を飼ってみると「やっぱりそうだよね~」と納得することと「意外だな~」と思うことがあります。

 

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猫の習性を理解すれば犬との違いが明白!

犬と猫、種が違うのは当然ですが、自然界での捕食の仕方を考えれば性格・・・生きていく上での立ち居振る舞いが違うのは明らかです。

 

犬は集団で狩をします。反対に猫は単独で狩りをします。テリトリーを持ち、自分の食べる分は自分の力だけでゲットするのです。子育て中の母猫は別ですよ。

 

なので、基本的に猫は群れません。これ大事。リーダーもいらないし、頼る相手も必要ないのです。

 

猫は社会性がないわけじゃないのだ

猫はテリトリーを持ちますが、あんがいアバウトです。きっちり境界線があって完璧な自分だけのエリアではなく、他の猫と重なっていることが大丈夫なのです。

 

なんとなく合わないように過ごしているそうです。猫のマーキング行動は、「ここは折れの場所だ」と誇示するだけでなく、今ここに来たよ、くらいの印であることも多いのですね。

 

今さっきアイツが通ったな、と知った猫は、別の場所で狩りをするなどして無用な争いは極力避けます。猫は基本的に平和主義者なのです。

 

それに、人間に餌をもらっている地域猫などは小さな集団を作って共生することも珍しくありませんね。

 

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それほど仲良しでもない猫同士、多頭飼いできているのも猫には社会性があるからといえます。ごはん担当者以外の人間とも上手くやっているのですしね。

 

猫は「可愛い」を体現した生き物なのだ

猫は丸くて柔らかくて温かくて・・・母性本能をくすぐる要素満載です。触りたい!撫でたい!抱っこしたい!・・・猫好きなら誰でも思うことです。

 

でも、悲しいかな猫の多くはそれを好みません。いつでもOKという子を求めるとしたら、その確率はもっと下がります。

 

抱っこにいたっては・・・。「うちの子抱っこが好きでいつまでも抱かさってるのー。重いのよー。」と嘆いている(?)飼い主さんは超ラッキーです。

 

猫は家に付くといわれた理にかなった理由とは?

私が子供の頃、祖母がよく言ってました。「猫は人に懐かない。家に付く」たしかに、当時の私の中の猫の印象は、ごろにゃーんと寄ってきてスリスリするものではありませんでした。他人の飼い猫ですから当たり前です。

 

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その理由は、当時の飼い方に大きく原因があります。今は猫は完全室内飼いも多くなりましたが、昭和の頃はまだ猫は外に出るのが一般的でした。室内飼いはブームになったペルシャやシャムといった純血種くらいだったと思います。

 

家でごはんをもらっている子でも、外で狩をして栄養源としていたことは確かでしょう。人間にもらっているごはんは「ねこまんま」と呼ばれる残飯のことも少なくなかったのも事実ですから。

 

猫は肉食動物なので、そんなものではたんぱく源を補えません。ねずみなど小動物を捕食していました。いわば、家の周りは自分の狩場だったのですね。

 

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昭和よりもっと昔、引越しといってもほとんどが近隣への移動だった頃のお話。猫を連れて引越しをしても新しい家に帰ってこない。探しに行ったら、元の家に居た・・・こんなことが多くあったので猫は家に付くと言われるようになったのですね。

 

猫にとっては、自分の狩場に来ただけのことですけど。

 

猫は「危険」か「安全」かを慎重に見極める

新しく家族になった猫。猫にとって初めての環境で初めての人間です。緊張しているというより怖いのです。ここは安全だと思うまで気を許さないのです。

 

猫の社会的距離は?

人間でも他人とのここまではOKという物理的な距離はありますよね。猫の場合、3つに分けられます。

  • 逃亡距離・・・人がそれ以上近付いたら逃げる距離
  • 危険距離・・・人がそれ以上近付いたら攻撃する距離
  • 個体距離・・・飼い主や仲間の猫が接近できる距離

飼い主との個体距離が0センチであれば、それこそ膝に乗ってきたり添い寝するレベルです。そうなりたいですね♪

 

猫が安心できる環境に「人」も含まれる

乳飲み子のときから人間に育てられた子猫は、まず人を怖がりません。でも、子猫であっても生後3ヶ月くらいでお外から保護された場合は警戒心はしっかり根付いていることも少なからずあります。危険を教えるのも母猫の役目です。立派な母猫に育てられたともいえますが・・・。

 

猫は穏やかな人が好き

女性のほうが猫に好まれるとよく聞きます。体格や声のトーン?でも、猫から見れば身長160cmも170cmも大差ないように思えますけどね。

 

でもやっぱり、大きな声や物音は苦手なので、男性でも女性でも動作がゆっくりで穏やかな雰囲気の人が猫に好まれます。子供は体格は小さいけど騒がしいし、動きが急なので苦手です。

 

猫にアプローチする方法

もふもふの毛に触りたい!その欲求はしばらく封印しましょう。猫が自分から近付いてくるまで辛抱強く待つ方が、猫の警戒心が早く溶けます

 

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猫が近付いてきたら、あまりじっと見つめないで!せっかく縮まった距離が逆戻りしてしまうことも。大丈夫そうならそっと手の甲を差し出してみましょう。

 

においを嗅いでくれて大丈夫そうなら優しく額や首の周りをゆっくり撫でてみます。やさーしく。ここまでさせてくれればだいぶ安心したという証拠です。

 

猫に好かれるためのポイント

猫は猫の習性に従っているだけですが、それが自由気ままとかツンデレと言われてしまうのですね。でも、猫を飼うということはそのこともすべて理解して愛することだと思いませんか?

 

最後に、猫に好かれるポイントをまとめます。

  1. 動作はゆっくり穏やかな雰囲気で
  2. 猫が自分から近付いてくるのを待つ
  3. 猫が嫌いなことはしない

 

もちろん猫にも個性があります。一緒に生活をしていくうちにだんだん分かっていくことはたくさんあります。でも、この3か条はほとんどの猫たちに当てはまるので、ぜひ参考にして下さいね。