猫と暮らすに当たって、必須アイテムのひとつに猫砂がありますね。外出自由にしているから、「どこかで」してくるからいいわー・・・なんてダメです!絶対ダメ!!
排便、排尿は家できちんとさせましょう。というより、完全室内飼いを強く推奨します!
私は猫と暮らすようになって25年以上経ちますが、今でも猫砂に関しては試行錯誤の毎日です。猫の面々も変わっていますし、同じ猫でも年代によって使いやすい砂は変わってきます。
トイレの使い方がいまひとつ間違っている子も中にはいます・・・。多頭飼いならではの悩みもあります。今回は猫砂についてまとめてみました。
固まらない猫砂を使ったことありますか?
最近あまり見なくなりましたが、以前は「固まらない砂」も店頭に並んでいました。今このタイプを使っているのは、システムトイレ(これは専用ですが)と、すのこタイプの猫トイレを使っている場合だけでは?
一度、すのこタイプのトイレを使っていたことがあります。このタイプは固まる砂を使うとたいへんなことになります。すのこと言っても格子になっているので、固まる砂だとその穴にビッチリ詰まってしまいます。
砂は一般的に紙製でしたが、いちおうオシッコを吸収するけど半分以上は穴を通過します。すのこの下にペットシーツを敷いておきます。
処理は、すのこの上に残ったウンチを取ることと。敷いたペットシーツを定期的に交換することと、オシッコやウンチがついた砂をとること。
そう考えると、今のシステムトイレの原型ですね・・・。
このタイプで一番困ったことは、下痢 のとき!
ご想像の通り、ゆるーいウンチが穴につまってたーいへんなことになります。泣きながら洗った記憶があります・・・。
やっぱり使いやすい固まる猫砂
今となっては、なぜ固まらないタイプを使ったのか記憶がありません。その一件があってから、ずっと固まるタイプを愛用しています。
理想の猫砂はいくつかのポイントをクリアしていることです。
- しっかり固まる
- 消臭効果がある
- 経済性
- 軽い
- 飛び散りにくい
- 猫が好む
- 購入しやすい
これ全部を満たす商品がなかなかないのが現状なのです。
素材別!猫砂の種類
現在一般的に販売されている猫砂の種類は以下の5種類です。
- 紙製
- 鉱物系
- 木製
- おから
- シリカゲル(システムトイレ用)
メーカーによって同じ素材でも使い勝手などは変わりますが、まずおおまかに素材別の特徴を紹介します。
とにかく軽い!紙製の猫砂
他の素材に比べて軽いのが最大のメリットだと思います。これ、女性にとっては重要です。ネットで購入するにしても、保管場所まで持っていく、トイレを掃除して砂を足すとき、けっこう重量は気になります。
トイレに流せるタイプが多く、また濡れた部分が色が変わる商品もあります。始末をするときに便利です。たいてい砂は白いので、色が変わらないタイプをあえて選んで、オシッコの色をチェックするのにも適しています。
猫には一番人気?鉱物系の猫砂
猫が好む自然の砂(じゃり?)に一番近い素材で、猫には人気が高い素材です。例えば、子ねこで初めてトイレで用をたす時に、間違いなくじゃりじゃりしてくれます。中には紙製のものだと遊んでしまったり、食べてしまうこともあるのです・・・。
飛び散りやすいのが難点。それに、重いです。多頭飼いの場合、ゴミで出すときにも結構な重量になります。
トイレに流せる木製猫砂
木の粉などを固めてペレットにしたものです。人気が高いのが「ひのき」ですね。我が家も愛用していますが、これ要注意です。メーカーによってひのきのニオイが強すぎて猫ではなくて、人間がダメというものもありました。
消臭力では多分一番優れていると感じますが、固まり具合はいまひとつです。ていねいにすくわないとポロポロ崩れていきます。
主原料がおからで安心の猫砂
万が一猫が食べてしまっても比較的安心できるといわれているのが「おからの猫砂」です。でも、大量に食べてしまったり、食べる癖がついてしまったら使えませんよ!
軽くてトイレにも流せるタイプがほとんどで、人気があります。ただ、私はこれダメでした。おからのにおいが気になってリピートできませんでした。
現在の我が家の猫砂は「ひのき」と○○
どれをとっても一長一短な猫砂。今回紹介したのは、素材別の一般的な特徴ですが、メーカーによってもニオイや固まり具合は様々です。
選ぶポイントは、その家ごとに違うと思います。ネットで購入するのか、ホームセンターなどへ足を運んで買うのかによっても変わってきます。
現在我が家は快適ねこ生活の「ひの木の猫砂」をメインにしています。 楽天市場で常に上位に位置する人気の猫砂です。
理由は、
- 素材自体のニオイが気にならない
- オシッコの消臭力が高い
- リーズナブル
この3点です。ただ、固まり具合がいまひとつなのが最大の難点!そこで、定期的に鉱物系のガッチリ固まる砂をブレンドしています。
ホームセンターやスーパーでも購入しやすいライオンの「ニオイをとる砂」です。香りがついていないタイプ。
さすが鉱物系です。すっごくがっちり固まります。それ単体だと、固まりすぎてしまうくらい。どういう時かというと、用をたす前にジャリジャリ砂を執拗にかいてしまう子だと、トイレの底におしっこが広がってしまうことがあります。
たっぷり砂を入れておけば解消される問題だと思うでしょう?ところが、多頭飼いの場合は、ひとりの子が用をたして砂かけして、次の子が少なくなったところをさらに掘って・・・という事態が起こり得るのです。
がっちり固まりすぎて、プラスチック容器の底にへばりついていることも!
結局のところ、どの猫砂を選ぶかは、使う当事者(猫)と用意する飼い主が試行錯誤しながらベターなものに落ち着いてくるのです。