ネコは多頭飼いが面白い!年代別猫との暮らし方

猫と暮らしている愛猫家は、2匹以上の多頭飼いが多いです。食事や健康管理には工夫が必要です。病気も期になります。でも、それ以上に猫同士の関わりを肌で感じることができて毎日ハッピー倍増!もっと猫のことしりたい!という愛猫家に贈る情報発信ブログです。

初めての猫との生活、多頭飼いを目指すなら最初からがベスト!

猫を飼いはじめたときから多頭飼いというケースもありますね。私も、2匹のにゃんこを里親様の元へお届けしたことが何度かあります。

 

「2匹のにゃんこ」と書いたのは、猫同士が兄弟姉妹のときもあるし、そうでないときもあるからです。

 

今回は、最初から2匹以上の多頭飼いをしたいと思っている人に、猫の里親募集をしている団体や個人から譲り受ける場合の注意点などを紹介します。

 

その前に、子猫の譲渡条件は若干厳しい団体が多いので、そのことについて説明します。

 

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子猫を迎えたい場合

保護団体や保護主は子猫を譲渡する場合、まず気にするのはお留守番の時間です。家族全員がフルタイムでお仕事をしている場合、どうしても猫だけの時間が長くなります。

 

子猫の食事は最低でも1日3回は欲しい

大人の猫であれば問題ないケースでも、子猫となると事情が異なります。まず、食事の回数が最低でも1日3回は必要だからです。

 

ドライフードを置いておけばいいじゃないかと思うかもしれませんが、やはり不衛生ですし、時間が経ったフードは酸化します。

 

胃腸がまだ十分に発達していない子猫の場合、お腹を壊してしまう可能性がないとは言えないのです。

 

それに、子猫はまだまだ食べ方も上手ではないので、近くにあった水をこぼしてしまってじっとり濡れてしまったり、指の間に入ったトイレ砂が混入してしまうことも!

 

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子猫は体調の変化が起きやすい

子猫は生後2ヶ月くらいになると母猫からの移行抗体がなくなって体調を崩すことが多くなります。猫風邪にかかったり、お腹をこわしたりしやすくなります。

 

お腹に虫がいる場合も、それまで検査で出なかったのにいきなり出始める子もいます。多くは回虫やコクシジウムですが、保護主が飼育中ももちろんノミダニ駆除や検便といった基本的は健康診断はしますが、そのときはシロでも、月齢が進んでから出ることも多いです。

 

ワクチンも生後2ヶ月になったら1回、その1ヵ月後に2回目を接種します。ワクチンは副作用も考えて、慎重に様子を見ている必要があります。子猫時代は なにかと目が離せない時期なのです。

 

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なので、多くの団体では子猫の里親さんの条件として、お留守番がない、もしくは少ないが入っています。

 

じゃあ、どのくらいの月齢から多少のお留守番でも大丈夫なのかというと、猫によってもちがうし保護主さんの考え方に寄っても変わってきますが、おおむね生後4ヶ月を過ぎた頃です。

 

それでも、日常的にお留守番が10時間以上になるような場合は、子猫の時期は難しいといえます。避妊去勢の済んだ成猫を迎えたほうが良いと個人的には思います。

 

子猫は遊ぶことも大切 

なぜなら、日中猫だけになる時間が10時間以上になると、それも毎日のことだとやっぱり心配です。これは、食事のことではなく猫のストレスに対してです

 

猫は単独行動をする生き物なので、1匹飼いの方がいい・・・と言われているのも事実です。かえって他の猫とテリトリーを共有するとストレスになる、と。これも事実です。

 

でも、猫は遊びが大好きなのも本当です。子猫はよく遊びます。自然界では離乳期を過ぎて自立するようになれば、ハンターとして獲物を捕らなければ生きていけません。「狩り」をすることが猫の本能です。

 

ただ、飼い猫の場合狩りをしないので、大人猫になっても遊びは大切な欲求を満たす行動なのです。そういう点からも、仲の良い猫同士が一緒に暮らすことはむしろ良いことだといえます。

 

大人猫同士が仲良くなる確率は残念ながらそう高くありません。本気のケンカをして危険というのもそうありません。仲良くないけどなんとなく共棲している、というのが一番多いと感じます。

 

仲のよい子猫同士だと安心度がアップ

生後4ヶ月を過ぎた子猫でも、お留守番がちょっと長いと「大丈夫かな?淋しくないかな?」と思います。ただ、兄妹で一緒のお宅で迎えてくれる場合はその点はクリアなので、譲渡する側としてもありがたいことです。

 

別に兄妹でなくても、一緒に生活して相性を見た上でおすすめできる場合もあります。保護主宅や預かり親宅で、子猫同士の相性をきちんとみて説明できる団体が安心です。

 

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譲渡会ではここをチェックしましょう

譲渡会会場では一緒のケージに入っている子ならほぼ大丈夫です。逆に、兄妹であっても保護先や預かり先が別で相性がどうかわからないときもあります。風邪治療などで、一旦離して育てることもあります。

 

 

譲渡会場では、2匹一緒に迎えたいことをスタッフに告げて、相談しながら決めるのが近道です。誠実な団体や保護主であればきちんと対応してくれます。 

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異性の兄妹猫を迎えたときの注意点

男の子と女の子を飼いたいと思う人も多いですね。私も長年オスメスの2頭飼いでした。ただ、男の子が3歳のときに生後3ヶ月の女の子を里子に迎えたので、その心配はなかったのですが・・・。

 

避妊・去勢のタイミングを逃さないで!

兄妹でもそうでなくても、同じくらいの月齢の子猫を育てるときに注意しなければならないのは避妊去勢です。発情期の来る前に手術をしましょう。

 

 一般的にメスの場合生後6ヶ月~1才で最初の発情期を迎えます。 ただ、早い子では生後4ヶ月頃に迎えることもあります。メスの発情のサインはすぐわかります。態度が違いますし独特の声で鳴きます。

 

さすがにこの月齢で避妊手術はできないので、その場合はやり過ごすしかありません><

 

オスは生後3ヶ月くらいから性成熟が始まり、おませな子はマウンティングポーズをとったりするようになります。生後5~6ヶ月頃に交尾が可能な体になっていき、生後9ヶ月頃に本格的な発情が始まります。

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避妊去勢の時期については、獣医師さんの考え方によります。昔は1才を過ぎてからという獣医さんが多かったのですが、最近ではもう少し早く手術をすることが多いです。

 

それは、オス猫の場合は一旦スプレー行為が始まると去勢をしてもなおりにくいことと、メス猫の場合も発情は心身にかなりのストレスがかかるから。それに、避妊をした方が、ホルモンが関係している病気の予防になります。

 

子猫を迎えたら、まず健康診断をかねて動物病院に行き、避妊手術について相談しましょう。1才超えないとしないよ、と言われたらオスメス共棲の場合は難しいので他の動物病院を探したほうが無難です。