突然道端で子猫を拾ってしまわない限り、猫を飼いたいと思ったときにどのような方法を選びますか?
今はインターネットからの里親募集が多いので、ネットを通じて譲り受けることも多いと思います。
私もインターネットの里親募集サイトを利用したことがあります。
譲渡会(里親会)に行くことができなくても、たくさんの画像や動画もアップしている保護主さんもいるので、選ぶ目安になりやすい時代になりました。
猫を選ぶときに、何を基準にしますか?
好きな毛の色、可愛らしい子猫、好きな品種。 長年一緒に暮らすことになる伴侶ですから、自分の好みであることは重要なポイントです。 しかし、少し客観的に選ぶ基準を考えてみることは、人間にとっても猫にとっても幸せな生活を送る上でとても大切です。
猫の平均寿命は延びています
一般社団法人ペットフード協会調査によると2015年の猫の平均寿命は15.75才だということです。
これはあくまで平均なので個体差があるのは当然です。
最近は、18才を超える長寿猫も多いです。
2015年に天寿を全うした我が愛猫も18才5ヶ月でした。
身近にも15才を超える猫は少なくありません。
約20年後も責任持って一緒にいることができるのか 子猫を迎えようと思っている方はぜひ考えてください。
愛護団体や猫の保護主によっても、子猫の譲渡には年齢制限を提示していることが多いです。
猫のお世話を具体的にイメージしましょう
猫は犬と違って散歩は必要ありませんが、快適に暮らしてもらうためにはそれなりにお世話をしなければなりません。
給餌、トイレの掃除といった当たり前のことから、健康管理のために必要なこともあります。
爪切りはどちらかと言うと人間側にとって必要です。 シャキンと尖ったままではスキンシップ中に爪が当たって傷ついてしまうと人間皮膚はひとたまりもありません。
ただし、猫もシニアになってくると自分で爪の手入れができなくなるので、飼い主が切ってあげる必要があります。
猫とは犬ほど容姿に個体差はありませんが、お手入れのしやすいタイプとちょっと手のかかるタイプがいます。
短毛と長毛では、お手入れの頻度も異なります。 キャットショーなどで見る長毛種はさらさらのゴージャスな毛並みが目を引きます。
しかし、長毛の猫は放っておくとたいへんなことになります。
毎日のブラッシングを怠るとあっという間に毛玉ができてしまいます。 毛玉ができたら切ればいいと安易に考えていると大変なことになります。
毛玉というと聞こえは可愛いですが、フェルト化して櫛も通らなくなると毛を刈ってしまわなければならなくなってしまいます。 皮膚にぺったり密着しているので、カットするときに皮膚を傷つけてしまうこともあるのです。
ブラッシングには毛玉防止だけでなく、抜け毛を取る、決行をよくするまた飼い主とのスキンシップの役割があります。 短毛種でも週に2~3回は行いましょう。
室内飼いの猫は基本的にシャンプーは必要ありませんが、長毛の猫は自分で上手に毛繕いができない場合は必要になります。
猫の性別を決めましょう
猫も性別によって特性があります。
まず体格は男の子の方がガッチリして筋肉質です。 対して女の子は体も小さくしなやかで柔らかな感触です。
性格は男の子はやんちゃで大人になっても子猫のような態度です。 女の子の方がひとりでいることを好みます。
この特性は避妊去勢手術をしても失われません。
どんな性格の猫が合っているか考えてみましょう
大人になった猫の場合、ある程度の性格はわかっていますが、子猫の場合性格を判断するのは難しいです。
ただ、品種や毛色によってある程度の推測はできます。
小学生くらいのお子さんがいて賑やかな家庭では、元気でやんちゃな性格の猫があっていますし、 大人だけの静かな時間を好む場合は、猫も静かな子が良いのではないでしょうか。
家族構成や留守にする時間、家庭内の雰囲気などを考慮して、そこに猫がいる風景をイメージしてみてくださいね。